CAD(Computer Aided Design or Computer Assisted Design)はコンピュータによって図面を作成するなど、ものづくりにおいて設計支援をするためのツールです。
近年、ハードウエアの発達に伴いCADの性能が飛躍的に向上し、現在ものづくりの現場において導入されるCADは、立体形状を扱うことができる3次元CADが主流となっています。
自動車、鉄道車両、造船、プラント設計等のスケールが大きい工業製品や設備設計から、プラモデルや洗剤の容器等小さな玩具や日用品のデザインまで、今日のあらゆるものづくりにおいてCADが適用されています。
CAITA, UGNX, I-DEAS, Pro/E,他
CAE(Computer Aided Engineering)は、コンピュータによって設計・検証を行い、実機を用いずに実験が可能となる、新しいものづくり手法です。
CAEのコア技術は構造解析をはじめとする各種数値解析および評価技術です。
近年、構造解析以外にも流体解析、電磁場解析や、これらを組み合わせた連成解析
技術の実用化・普及が進み、これらを用途に応じて適用することが可能となりまし
た。CAEを使ったものづくりでは、主に「形状作成」、「検証・評価」、「再検討」の3ステップを踏むことによって効率よく製品開発を進めます。
CAE適用の代表例は自動車開発であり、現在多くの自動車メーカーでは3次元CAD/CAEが導入されています。
CAD/CAEの導入によって開発着手から出図・量産開始までの工数を大幅に削減することができます。
中には従来試作型で検証してきた項目をCAEや台上試験に置き換え出図段階までにすべての検証を終える、完全試作車レスの
開発例もあります。
今後、CAEは最適化機能やデータベースとの連携機能の充実など、ものづくりにおいてさらなる発展が期待される技術分野です。
CAITA, NX-Nastran, ABAQUS, I-DEAS, JMAG, ANSYS, CFDesign,他